2023年に鍼灸師人生15年目を迎えました。

私が鍼灸師になるきっかけは、自身のケガを治療してもらった経験です。
腰痛がひどく歩くのもつらかったのに、近くの鍼灸院の先生に鍼をうってもらい、帰るころには背筋がまっすぐ伸びていました。あの当時は鍼はおまじないの一種だと思っていたので、身をもって体験をして感動したことを覚えています。
鍼灸学校に入学するときは、その先生に推薦状を書いていただきました。
鍼灸学校に入学してからは、東洋医学の哲学に触れ、体を治すのではなく、病気にならないための養生の重要性を理解しました。
子供のころから虚弱で体力がなかったので、人並みに遊んだり働いたり夜更かししたり、人生を楽しみたい！と思っていても、なかなか思うとおりに行かず、少し無理をすると寝込む日々でした。
それを『いつ休んでるの？』『どこからそんなパワーが？』といわれるほど元気でいられるのは、まさに東洋医学のおかげです。

私の治療のスタイルはシンプルなルールに基づいています。
足りないものは補い、多すぎるものは減らす。
すべてはバランスです。

例えば、痩せたいときは入ってくるカロリーよりも出ていくカロリーの方が多い状態を作ることが大切です。『痩せるために何を食べたらいいですか？』ではなく『痩せるためになにを減らせばいいですか？』が重要です。『これを食べたら痩せる』『これを飲めば太らない』と足し算をしがちですが、多すぎるものは引き算が鉄則です。
シンプルでしょ？
もし今のやり方で結果や効果がでていないなら、まずは、これまで通りのやり方からの脱却をおすすめします。